インプラントとは、歯を失った部分に代わりの歯として人工の土台を埋め込み、その上に人工歯をかぶせる治療法で、天然の歯に近い使用感を得られます。
しかし、天然の歯に勝るものではなく、あくまで失ってしまった歯の代わりなのです。
ですから、自分の歯を大切にすることが、まずは重要なことになります。その為には日頃のメインテナンスを怠らず、正しい歯磨きと定期的なメインテナンス（歯のクリーニングなど）を行ってください。
インプラント治療は、簡単な治療法ではありません。外科的な治療法で、あごの骨にネジを埋め込みますから、しっかりとした検査と診断が必要になります。綿密な検査と治療計画、そして技術によって、より安心で安全な治療を行うことができるのです。
実際の治療に入るまでには、何度かご来院いただきよくインプラントについてご理解をいただく必要がございます。その為のお時間を惜しみなく使い、患者さん自身もインプラントについての知識を蓄え、すばらしい日常が送れるよう一緒にがんばって行きましょう。正しい知識を得ることで、より自分にあった歯科医院を選び、患者さん自身による心がけでより良いインプラント治療を受けることができるのです。
快適にインプラントを使い続けていただくには、定期的に検診を受けていただき、患者さん自身による毎日のメインテナンスが重要になってきます。ですが、特別手間のかかることを毎日しなければならないという訳ではありません。天然の歯と同じように毎日正しい歯磨きをして、プラークコントロールをしていただくだけです。さらに歯ブラシで歯を磨くだけではなく、歯と歯の間を掃除するデンタルフロスや歯間ブラシを使っていただくことでより良い口腔環境を得られます。
「人工の歯なのにそこまでする必要があるのか？」とお思いの方もいらっしゃると思いますが、
プラークコントロールをしなければならないのは、インプラントでも歯槽膿漏と同じような症状を起こすことがあるからです。天然の歯より歯槽膿漏にかかる可能性は低いですが、歯肉に炎症が起きて骨吸収（あごの骨がやせる）を起こすと、インプラントが抜けてしまう恐れがあります。
より快適に長くインプラントをお使いいただく為に、吉江歯科医院では患者さん自身による毎日のメインテナンスと、当院での定期的な検診（3〜4ヶ月に1度）をお勧めしております。
